http://www.2ko2kora2ko6256.com シバジョーのブログ: 小説と脚本の違いについて

2018年3月14日水曜日

小説と脚本の違いについて




 一流の小説家でも意外と苦労するのが、ドラマや映画の脚本・シナリオ作りと言われています。小説と脚本は一見近いもののように感じられる方も多いと思いますが、全くの別物です。


小説は地の文とセリフのみで書かれる形式のものを指しまして、いかに読者が読みやすく、面白く読んでくれるかということに重点を置き、書かれたものです。
そして小説では脚本と違い、セリフには誰が話をしているかなどの明記はありません。前後の流れや、セリフそのものから、誰が話をしているのかを読者にわからせなければならなく、それが出来なければ小説家ではないと言われてしまいます。誰が会話しているか、誰の言葉かなど、読み進める中で判断させるテクニックが必要となります。

 しかし、ドラマや映画では演じる役者さんの姿が見えるため、そのドラマや映画の元になる脚本にも「誰の会話か」などを判断させるテクニックを使う必要は無く、セリフの前に○○や××と登場人物の名前を書いておきます。しかしこういう便利なことが可能な故、登場人物たちの心理描写などはしてはいけません。どうしても伝えたい心理描写などは簡潔に書かれる場合もあるようですが、基本的に登場人物の心情を脚本やシナリオに書くことはNGとされています。そのため淡白な物語になってしまいますが、そこに監督などの手腕を用い濃密な作品にしていくのです。ですので、脚本やシナリオを書く上では映像に出来る情報しか書くことは出来ず、細かい演出的な指定も監督や演出家の邪魔になるため書いてはいけません。
「物語上の人物を書く」これが脚本やシナリオには求められています。


また、小説作品を応募する際には必ずと言っていいほど、作品のあらすじが求められますが、実際に現場で使用される脚本にはあらすじがないことが一般的だそうです。


そして小説と大きく違うのは作品の書き方でもあります。
脚本には具体性が大きく求められています。
例えば「加藤家」とだけ書かれていても、登場人物たちが「加藤家」のどこにいるのかわからず、これでは脚本として情報が少なすぎます。そのため「加藤家・居間」や「加藤家・長女の部屋」など具体的に書く必要があります。
そして「加藤家・居間」から寝室に登場人物を移動させる際には、脚本に「加藤家・居間」から「加藤家・寝室」と明記しなくてはならなく、移動した時間がいつなのか、「加藤家・寝室(夜)」とする必要もあります。

そしてシーンとシーンの間は必ず1行開けます。
また、回想が終わるところでは「加藤家・寝(夜)回想終わり」などと、製作者に伝わりやすく書かなければなりません。

 小説とはまるで勝手が違います。本気で脚本を仕上げるとなったら苦労しそうです。


 シバジョーのつぶやき
今面白い映画を探しています。でも面白い映画と言われても、それぞれに好みもあるでしょうし難しいですよね。今上映中の映画で「これは見ておけ」って映画ありますかね?
シェイクでも飲みながら観れるあまり暗くない映画で。←でも映画館でシェイクって売ってませんでしたっけ。そういえばシェイクなんてもう10年くらい飲んでません。きっと久し振りに飲んだら美味しいんだろうなぁ。
 久し振りに食べたり飲んだりするものってとても美味しく感じますよね。先日、それこそ10年ぶりくらいにヨモギ餅を食べまして、本当に美味しかったです。
たまにコッテリした味噌チャーシューメンなんか食べても美味しいのかも。

そういえばメロンを凍らせて、それでかき氷を作ったこともありました。これは抜群に美味しかったです。もう一口食べるごとに幸福感が押し寄せてきました。北海道ではけっこう手軽な値段で質のいいメロンを手に入れることが出来ますので、こんな贅沢も簡単に出来ます。東京で一玉6800円で売られていたメロンが、札幌のスーパーでは四玉で8000円でした。今年の夏は久々にメロンの果肉かき氷食べようかな。
ブログにメロン使いたい方いましたら連絡ください。高い値段取るかもしれませんけど(^-^)


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