既に気温が30度を超えた地域もあるようですが、札幌にはまだ春の香りが漂っています。新緑の香りに花々の香りが風に乗り、私の感性に艶やかな刺激をしてくれるような気さえします。
やっぱり春の香りっていいですよね。昔から香水など香りが大好きだった私にとっては、やはり春は至福の季節です。穏やかに吹く風が私を撫で、春の香が一瞬残った時には、舞い上がる花びらのような気持ちで春に感謝します。
という事で本日は香りをテーマに話をいくつかしていこうと思います。
◎人類は昔から香りを愛し、また香りに神秘や神々しさを感じてきました。
古代エジプトでは、香料は悪から身を守る神聖なものとされていました。人々は偉大な人物が亡くなると、その亡骸に香料をたっぷりと塗り、ミイラにして手厚く葬ったと言われています。そしてミイラを作る時には「ミルラ(没薬)」と呼ばれる精油が使用されており、これがミイラの語源とも言われています。
◎日本に香りを運んできたのは仏教だと言われています。
沈香(じんこう)や白檀(びゃくだん)など、数種類の香薬を調合して作る香を日本に伝えたのは唐の鑑真和上です。最初は供香として仏前に用いられていましたが、平安時代には宮廷を中心に空薫物(そらだきもの)として、部屋や着物に香を焚きしめる風習が盛んになり、鎌倉時代には武士も香りをまとっていたそうです。
◎皇帝ナポレオンの離婚原因は香り
18世紀のフランスの皇帝ナポレオンも香り好きとして知られていて、彼の妻もまた香り好き好んでいました。しかしナポレオンの妻が好んだ香りは、動物由来の麝香(じゃこう)系で、ナポレオンはその香りを毛嫌いしていました。そしてこの好みの香りの相違が原因となり二人は離婚に至ったとの説もあるのです。
◎同じ香水でも別物?
海外旅行に行き、気に入った香水があっても、購入することは注意した方がいいかもしれません。香りの感じ方には湿度が関係しており、海外の国々にもそれぞれ独特の香りが漂っています。そんな中で気に入った香りを見つけ購入しても、日本に帰ってきて付けてみたら香りが強く全くの別物に感じられたケースもあるようです。
知人はこんなことを言っていました。「フランスでまとう№5がカモミールなら、日本でまとう№5はダージリンみたい」 この言葉の意味が当時は分かりませんでしたが、きっと湿度などの差により同じ香水でも香りが変化していると伝えたかったのでしょう。
シバジョーのつぶやき
エレベーターやエスカレーターを使わず、なるべく階段を使うようにしてから約半年経ちます。階段を使うようにすればジムに通っているだけの効果があるらしいのですが・・・正直そこまで効果があったとは今のところ思えません。けっこう大変な思いして階段使っているのですが、本当に効果があるのか疑わしくなってきています(-_-;)
マンションの階段を1階から7階まで上がるだけでも未だにきついですし・・・
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