http://www.2ko2kora2ko6256.com シバジョーのブログ: 大晦日の意味とは

2017年12月31日日曜日

大晦日の意味とは


 ついに2017年も今日で終わりです。いろいろなことがありましたが、今思い返してみると突風のように過ぎ去った1年にも感じます。年が明けたと思ったら、もう大晦日ですよ。子供の頃は大晦日が楽しみな反面、年が明けてしまうことに少し恐怖を感じもしていた私です。

 

ところで皆さんは「大晦日」ってどういう意味を持った日か知っていますか?

大晦日とは平安時代に、お正月に歳神様をまつるための準備の日だったそうです。歳神様は初日の出とともに現れると言い伝えられていまして、日本では昔から初日をとても重要な日と位置付けていて、本日の大晦日は、その重要な一日のための準備の日だったのです。それで、「ご来光」という言葉がありますよね。実はこれも歳神様とかかわりのある言葉でして、歳神様は高い山から下って来るという話から、山の上で見る初日の出を「ご来光」と呼ぶそうです。

ちまみに門松は、歳神様が迷わずにしっかり来てくれるようにと、玄関の前に置くようになったようです。

 

【歳神様】

歳神様は稲の豊作をもたらすと言われていて、農作物が豊かに実って、食べる物にも不自由することなく暮らせるようにと、大切にされてきた神様の事です。

そして歳神様には別の意味もありまして、歳神様は各家庭に訪れるとされていることから、家を守ってくれる先祖の霊とも考えられているようです。

 

 

【大晦日に寝ない理由】

昔は1日が夜に始まり朝に続くとされていまして、大晦日の日暮れからすでに新年だと考えられていました。そのために、大晦日の夜は訪れてくれる歳神様を待ち、一夜を起きたまま過ごすという風習が生まれました。また、大晦日の日に眠ってしまい歳神様を迎えられなくなることを防ぐためか、眠ってしまっては白髪になり、しわが増えるなどの言い伝えまで出来たそうです。

 

【除夜の鐘】

大晦日から新年にかけての心落ち着く恒例行事ですよね。我が家の近くには寺院が無いため、除夜の鐘の音を聞くことは出来ないので、毎年テレビで鐘の音を聞き「あ~、ありがたや~」と感謝の意を誰かに向かってあらわしています。

「除夜」とは除日の夜を指していまして、「除」という言葉には、古いものを捨て新しいものを迎え入れるという意味があるので、1年の最後となる大晦日は、古いものを捨てる日でもあるのですね。そんな大晦日の夜から新年の朝にかけて鐘をつき、人の心にある煩悩を取り除いていくのです。
 

 

こうやって見ていくと大晦日が、今まで以上に大切な日に思えてきませんか? 私は単純だからかもしれませんが、こういう事を知ると、より深く大晦日を大事に過ごそうという気持ちになってしまいます。そして人間の煩悩の数は108あると言われていますが、私はその10倍の1080の煩悩があるので、それを全て捨て去るために今日は朝まで起きていようと思います。

 

 

 今年も皆様には大変お世話になりました。こんな私でありますがいろいろと付き合っていただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

 

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