http://www.2ko2kora2ko6256.com シバジョーのブログ: 赤を入れる作業

2018年12月23日日曜日

赤を入れる作業


今作も、詰めの作業に入りました。

パソコンが壊れ、他にも予定外の事があったため、だいぶ遅くなってしまいました。

現在はコピーした作品を見直し、間違いや修正するべき箇所があれば「赤を入れる」作業をしています。



405ページです。

しかしどれほど自分で修正していっても、一部の人間に見せると、その原稿がまた真っ赤になって返ってきます(~_~;)

言語は対象の普遍的な面を捉えて概念化し、概念としての意味を実現として提出することと言えます。言語表現の受け手は、普遍化・一般化された意味をその言語の語彙として読み取り、それを頼りに具体的に表現された状況を考慮して、普遍的・一般的な意味と結びつく具体的な意味を解釈して、それを具体的な表現として受け取るものであります。

そして、言語を受け取った人の解釈によって、言語の表現者側が意図していなかった読み取られ方をして、「あれも間違いだ、これも間違いだ」と、批判を受けてしまいます。

いや、仕方のないことだとは思いますよ。受け取った者には、その人の正しい文章や言語があるのでしょうからね。問題なのは、その指摘が建設的な共感性を持った正しい指摘かどうかということ。正しいご指摘をいただけたならば、私達は迷うことなく言語の修正に向かうことが出来ます。しかし独り善がりのご指摘ですと、表現者も混乱してしまうのです。

村上春樹先生の作品で、「完璧な文章などといったものは存在しない」と書かれています。
安易な間違い探しをすることよりも、表現者の「可能性が実現される認識」に至る、ささやかな試みを認めてあげることも大事なのではないでしょうかね。

そして我々表現者もまた、読者との建設的な共感を持つことを忘れずに進んでいかなければならないですね。


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