http://www.2ko2kora2ko6256.com シバジョーのブログ: 村上春樹先生の言葉

2018年6月22日金曜日

村上春樹先生の言葉



小説好きの方はもちろん、小説に興味のない人でも、知らぬ人はいないであろう日本の作家の一人が、村上春樹さんです。
1987年に発表された『ノルウェイの森』は、上下巻で一千万部を超えた大ヒット作になりました。

本日はそんな村上春樹さんの言葉を紹介していきます。

 村上春樹さんは、インタビューでこのように答えています。
「小説に最も大事な事は情景描写でも会話でもない。リズムです。小説を読み進めてもらうにはリズムが必要です」

私もこの言葉には強く共感しますね。音程の外れた凄く音痴な歌を長く聞いていられないように、リズム感のない小説も読み進めて行くのは難しいですよね。
リズムがあってこそ、何気ない情景描写や会話でも光を放つのだと思います。

この話ってブログにも共通してますよね。リズム感のない記事は非常に読みにくいですし。
胸の痛くなる言葉です。


 そして村上春樹さんはこんなことも言っています。
「会話で一番大事な事は、実は言い残すことなんです。一番言いたい事を言葉にしてはいけません。そこで止まってしまうから」

これもそうなんですよね。登場人物に喋らせたいことはたくさんありますけど、確信となることを言わせてしまっては、そこで会話は終わってしまいます。これも前回お話しした、分かり易さを捨てて文学性を高める方法の一つです。


登場人物の語りに関してはこんな言葉も。
「キャラクターについての描写は出来るだけ控えて、彼が何を話すか、彼女が何を話すかによって、そのキャラクターを浮かび上がらせていきたいという気持ちが強いですね。そのキャラクターの説明や描写は少なくとも、彼が何を語るか、どのように語るかで彼の存在感が浮かび上がってきます。そのためには余程言葉を吟味する必要がありますが」
  出展 村上春樹のロングインタビュー  『考える人』


一言でいえば「個性」なのでしょうが、その「個性」を説明も描写もすることなく、語らせることで読者に理解してもらう。これって本当に難しいことだと思います。語ることで彼が、彼女がどんな人間なのか。どんな考えを持っているのか。さらには服装までも予想させる技術を村上先生は持っているのです。

私も見習わなければ。


  シバジョーのつぶやき
アイスフルーツティーを作ってみるとこのブログで公言していたのに、すっかり忘れていました。でもアイスフルーツティーって何を入れればいいんでしょう。自分の好きなフルーツでいいのかな。リンゴ、オレンジ、グレープフルーツ辺りを入れとけば、それっぽくなりそうですけど、いちぢく好きの私としてはイチジクも入れたい気分。でもイチジクのアイスフルーツティーなんて聞いたことがないしなぁ。そもそもこの時期ではイチジクを手に入れるのも大変だ。
やはりここは、無難にリンゴ、グレープフルーツ、オレンジで攻めるべきか。


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