風に吹かれたいと思う今日この頃。
ただ、今の私の気持ちを表すにはこの表現では語弊があります。
風に吹かれると言っても実際に風に吹かれたいわけではなく(これも言葉遊びにもなっていない酷い表現ですね)、街の空気に背中を預け、どこに行くでもなく自由気ままに歩きたい。そんな気分です。←じゃあ初めからそう書けよと思われるかもしれませんが、ハッキリ表すことなく「風に吹かれたい」とするのが今の私の気持ちに一番合っていると思うので、こう書きました。
頭上に高く広がる青空を眺めながら、坂が多く歩道がちょっと狭い洗練された街を歩くなんていいと思います。そして歩くのに疲れたらカフェにでも入り文庫分を開き、コーヒーの香りに癒されながらページをめくる。文庫本の中の主人公と息を合わせ読み進め、淹れたての熱いコーヒーが待ちくたびれてあくびをするころにそっと一口。生キャラメルのような香りを漂わせる甘さと華やかさを持つコーヒーの風味が口内に広がり、午後の空気をより鮮明に、そして飼い主の懐で丸まって眠る猫の吐息のように透明になり、文庫本の中に広がる世界から目を上げ窓の外に一時の呼吸を・・・
なんかアホみたいと思われるかもしれませんが、こんな風に休日を過ごしてみたくなっています。服装はいつも以上にカジュアルにして、革靴を脱ぎ捨てスニーカーで歩くのもいいかもしれない。LOVE PSYCHEDELICOのThese daysの口笛を軽くふきながら街路樹の下に転がる小さな石を蹴ってみたりして。そして帰りにフィナンシェでも買っていこう。
私らしくなく、それでいて私らしい一日を過ごせるような気がする。こんな休日もいいではないか。←バカボンのパパ風
シバジョーのつぶやき
今日はつぶやきも街関係にしよう。
私は東京が好きですが、同じくらい京都も好きです。文化的な建造物もたくさんありますし、街はオシャレで都会的だった覚えがあります。学生時代に1、2度行ったくらいですが、その時に京都に心奪われ、就職先を京都にしようと本気で考えたこともありました。(大学在学中にいろいろあり京都には行けなくなりましたが(・_・;))
でも京都って不思議なんです。京都で食べるもの飲むもの全てが美味しく感じるのは私だけでしょうか。京都に来ているという胸の高鳴りがそうさせているのかもしれませんが、安物のペットボトルのお茶を飲んでもとても美味しく感じたのを覚えています。そして北海道に帰ってきてから「あ~、京都でお寺見ながらラムネ飲むの忘れてた~」と激しく後悔しました。←京都でお寺見ながらラムネ飲むのが小さい時からの憧れでした。
今でも京都に行きたいと年中思っています。春に行っても夏に行っても秋に行っても綺麗なんだろうなぁ。冬の京都はあまりイメージがわきませんが、冬でも味わいがあっていいのでしょうね。
そして美しい景色とお寺を眺めながらお茶を… (今はラムネよりお茶で京都を楽しみたいです)
yasuojiです。小説家をやってらっしゃるという事で文章が良いですね。
返信削除私も、シバジョーさんのように上手にブログの文章を書けたらなとおもいました。
小説ですと、時代小説が好きで佐伯泰英、上田秀人、北方謙三などを好んで読んでいます。
それでは、よろしくお願いします。