2017年9月24日日曜日
期待を裏切ること
自分の作品に対しては強気でいますが、それでも読者の期待を裏切るのは辛い。
言い訳に聞こえるかもしれませんが、全ての人に受け入れられる小説など存在しないはずです。
もしもそんな小説が存在するとしたら、それは妥協点だらけの作品のはずです。
「こう書けば悪くは見えないだろう」「こうすれば批判の対象にはならないかな」「小難しい表現使ったらまた意味不明とか言われちゃうから簡単な表現しよう」きっと作者のこういった意図が透けて見えるくらいの妥協点の塊。
その小説のタイトルを付けるなら『THE・妥協』で、サブタイトルに~縮こまって震えながら書きましたー もう小説かエッセイかすらもわかりませんね。
だったら、前回書いた通り自分の好きな作品を書けばいい! となります。 が、
読者が望んでいないであろう作風で進めていくことに、辛さもあります。
例えばこのブログに載せた読み物にでもメッセージは何件も送られてくるのですが、「私こういう話苦手なんですよね」とか「私は今回はあんまり好きではなかったです」などのメッセージがあると、「ああ、もっとこの人好みの作風にすればよかったかな~」と心を痛めることもあります。
私の場合だけかもしれませんが真っすぐに非難されるよりも、期待を裏切ってしまうことのほうが断然辛いのです。
期待を裏切ることは読者に対する裏切りとも思いますし。
しかも期待通りに書こうと思えば書けるところを、あえて違う方向に書き上げて、それで「残念でした」的なことを言われるのが一番こたえます。
しかしある意味、期待を裏切ってでも多種多様な作品を書き続けていくことが大事なのでしょう。(バッドエンド物は書かないでしょうが)
そうして技術とともに作品の幅も大きく広げていく。それが作家としての成長とも私は考えています。
でも期待を裏切ってまで、自身の求める作品を書いていくことが正しいのかなと思ったりもするわけですよ。望まれている物を書くことこそが私の仕事であるでしょうからね。
読者の望む作品を書くか、私の意志を貫くか。
難しい問題だ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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