http://www.2ko2kora2ko6256.com シバジョーのブログ: 小説を書き進める空気

2017年8月11日金曜日

小説を書き進める空気


 小説家という仕事は己の心身と誠実に向き合わなければならない仕事です。
適度に整えられた体調の時ほど、キーボードの音はにぎやかです。
そこに自分が小説を書くに適した空気がある時には、一度で自分が納得できる文章を書けます。
そのような時は体の奥から言葉が湧き出てくるのです。まだこの世に出したばかりで削りもしていない言葉でも、原稿用紙に転がした言葉たちは艶やかさを持っています。
 そして不思議なことにそういう言葉たちは、幾度の手直しをしても原稿用紙の中に残り続けます。
意図して残したわけではありません。
徹底した手直しをしていくにつれ、言葉は輝きを増し、小説の中になくてはならないものになっていきます。先の世界で大樹になる芽が私の小説に根差したかのような感覚。
小説でなくても何か書き物をされている方なら、この感覚を味わったことがある方はいるでしょう。
それが世の風、社会や人の風に吹かれ、どのような評価を受けるかはわからなくとも、自分の小説に深く根付き、根幹となる大切な言葉。
 そのような言葉を生み出しやすくなる空気は時に訪れてくれるもので、私の場合その空気に出会える機会が多いのは、これから始まるお盆シーズンなのです。
理由はわかりません。
ですが、なんだかお盆の時期というのは特別な空気を感じませんか。霊的なものは私には良くわかりませんが、何とも言えない静かで厳かな空気がありますよね。
心身の奥まで透き通るかのような、心地よく涼やかな風が乾いた心に吹くような。
この感覚をうまくは説明できませんが、私はそう感じるのです。
 そしてその空気が懐にある間は、上手くやろうとせずとも形の整った言葉は生まれます。この空気があるうちにと、私は毎年この時期はいつも以上に長い時間、パソコンと向き合う訳です。
仕事のためだけではありません。この空気の中で宙に浮かぶかのような言葉たちと戯れることも、私の大好きな遊びの一つなのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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