2017年11月9日木曜日
努力した作品よりお遊び作品?
昨日の記事の続きになりますが、
現在の出版業界(小説に関して)は、どれだけ努力をし誠心誠意作品に取り掛かっても、そんな作家は相手にもせず、売れるならと運やコネで上がってきたまがい物を優遇する構造になっていると私は思います。
昨夜アップした記事の、自身の作品のためにオーケストラで3年雑用までした人の作品を一瞥しただけでゴミのように投げ捨て、どこかの事務所のおしゃぶりをつけて「俺にあれもこれもやらせろ、バブ―」なんて言ってるタレントには手取り足取りしてやって簡単に出版させるんですから。
(中には又吉直樹先生のような本物もいますけど、ほとんどはお坊ちゃんお嬢ちゃんのお遊びのようなものです)
本当に腹立たしい事ですがきっとこの流れはこれからも続いていくのでしょう。
実際にタレントの名前だけでそこそこ売れてしまう現状があるのですから、経営する側の視点で見れば「売れない完成度の高い作品」よりも、「お坊ちゃんお嬢ちゃんのお遊び作品」を取り上げてしまうのも仕方のない事なのでしょう・・・
けど、これは間違いだと思います。
年月をかけてどれだけ頑張って書いても一人の編集者や一人の下読みに「これは駄目」と言われたら、そこでその作品は終わりなのです。
一度駄目だと言われた作品は、どれだけ手直ししようが駄目な作品のままだそうです。「ゴミはどうしようとゴミ」ですって。(某編集者談)
ここで私から一言言わせて下さい。
「その見方間違ってないか? お前一人に駄目な作品扱いされたからって、何でそれで小説界総意での駄目作品に認定されなくちゃいけないの。あんた何者だよ? 他の人が見れば違う評価もらえるかもしれないじゃないか!」
と、叫んだところで、こんな理不尽がまかり通ってしまうのが小説の世界なんですね。
パートやバイトで下読みをしている方に落とされても、その作品はもう無価値と断定されてしまう訳です。
現在は電子書籍という媒体で個人でも容易に出版も出来ますけど、もう少し努力している人達にも目を向けてほしいものです。
胡坐をかき、努力する人を見下ろすことをそろそろ辞めるべきではないだろうか。
小説の世界で多くの人が、今の現状にアンチテーゼを唱えることが必要となってきているように思えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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