これらの言葉はビジネス用語としても使われているため、ご存知の方も多いでしょう。
そして、帰納法と演繹法は小説の世界にも存在するのです。
○帰納法
帰納法とはストーリーを作る際に、先に物語の結末を決め、その結末に向かうように物語を考えていく手法です。
自分の作品がどういった結末に向かうかわかっているため、そこにいたる道を考えることで物語が作られていきます。
この方法で書く場合には、すでに結末が決定しているため、物語を進めて行く途中でブレることはありません。整合性のあるストーリーを書きたいなら、帰納法を取り入れるべきです。
○演繹法
演繹法とは、ストーリーを作る際に、物語の始まりから順に考えていく手法です。
この方法で書いていくと風呂敷を広げ過ぎて収拾がつかなくなってしまうこともありますが、物語を書き進めて行く中でいろいろなアイディアを組み込むことが出来ます。また、書き始めた時とイメージが大きく変わり、作者自身の予想を超えたストーリーになることもあります。もちろんその逆の場合もありますが。
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