http://www.2ko2kora2ko6256.com シバジョーのブログ: 日本舞踊とダンス

2018年1月29日月曜日

日本舞踊とダンス

これまで歌舞伎舞踊や日本舞踊について何度か記事で語ってきました。記事を読んでくれた人には、少しずつだとは思いますが舞踊の奥深さが分かって来たことと思います。本日は日本舞踊記事の締めですので、もう少々お付き合いください

 ここでまず伝えしておきたいことは、日本舞踊の「舞踊」とは、明治時代の文学者が、ダンスの和訳として作った言葉とされています。そのため日本舞踊とは「日本のダンス」という意味を持つ日本の伝統芸能であるのです。

【西洋のダンスとの違い】
「日本のダンス」とされる日本舞踊は、西洋のダンスと比べると様々な違いがあります。その違いのひとつはステップにあるのです。ダンスは手振り身振りよりも、一定のリズムを持ったステップを重視していますが、日本舞踊ではリズムよりも、明らかに身振り手振りの方が重要視されています。そのように身振り手振りを重要視することから日本舞踊は「舞踊」であり、リズムを元に動きを付けていくダンスは「舞踏」と呼ばれ、ハッキリとした区別化がされています。

【舞踊と歌舞伎の関連性】

・日本舞踊の内容
日本舞踊は、日本各地に伝わっている踊りや、舞いの全てを包括する概念と言って問題は無いでしょうが、現代では歌舞伎や上方舞など舞踊の一部を指して使われることが多いです。
元々の日本舞踊は、田楽・盆踊りなどの民間芸能から、歌舞伎・能楽や雅楽などの格式ある芸能までを一括するものであります。

・日本舞踊と歌舞伎
日本舞踊に含まれる歌舞伎は、「歌舞伎舞踊」と呼ばれる舞踊の要素が強い演目の事です。一般的には歌舞伎は、隈取をした役者が大見得を切る舞台演劇というイメージが強くあるでしょうが、実は歌舞伎の原点は演劇ではなく踊りにあるのです。
 江戸時代初期、出雲阿国という女性が男装して行った「かぶき踊り」が歌舞伎の原点と言われています。その後、歌舞伎は踊りから演劇としての性質を強めていくことになります。歌舞伎に女性の役者がいないのは、阿国以降の女性歌舞伎が、風紀を乱すものとして禁じられたことに原因があるとされています。

【本格的に日本舞踊を学ぶためには】
現在の日本舞踊の流派は、歌舞伎と不可分の関係を持っていると言えるでしょう。坂東三津五郎を家元とする坂東流や松本幸四郎を家元とする松本流など、歌舞伎役者が日本舞踊の家元を兼任している事情などからも推察できます。
しかし一般人に門出を開いていないという訳ではございませんので、学ぶことはそれほど難しくはないでしょう。

・教室を探す
上記した敷居の狭いであろう場所を選ぶよりも、手早く日本舞踊に触れたい方は、教室を探すと良いでしょう。現在活動している日本舞踊の流派は200を超えるほどあります。ですから、探せば近場に日本舞踊を専門的に教えている教室なりがあるはずですので、そこに習いに行くのがいいでしょう。


  シバジョーのつぶやき


最近「フラリーマン」と呼ばれる男性が増えているそうですね。妻子の待つ家庭に帰っても自身の居場所がないことから、仕事が終わってから夜の街をぶらつくそうです。中にはネットカフェなどで泊まる人もいるんだとか。まるで家出少年みたいですね。家に居たくないから街をぶらつく。その内、フラリーマン同士で徒党を組み出すかもしれないですね。家出少年たちの敵が社会なら、フラリーマンたちの敵は家庭ですね。「家庭に僕たちの居場所を」なんてプラカードを持って、デモ行進を始めるかもしれません。でも街で奥さんの姿を見つけると、すぐ散り散りになってしまうんでしょうね。「うわわわぁぁぁ~」って。
こんなコメディ作品を書いても面白いかもしれない。


   『フラリーマンたちの逆襲』
     怯えていては道は開けない! 怨敵から居場所を取り戻せ!

こんな感じ。



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お久しぶりです。シバジョーです。 いやいや、何ヶ月ぶりですか? 久しぶりすぎて、何を書いたらいいのかわかりません。 あっ、突然戻ってきたのはですね、ようやく作品が完成したからなんです。 昨日からキンドルで発売が開始されています。 ※URLを貼ろ...